
🟢 はじめに
今回は、Suno AIを使って制作したオリジナル英語楽曲の制作エピソードや、英語で作詞する際のちょっとしたコツをご紹介したいと思います。
「Suno AIで英語の歌を作ってみたいけれど、どう指示を出せばいいかわからない……」というSuno AI初心者の方の参考になれば嬉しいです。
✅ 楽曲のテーマ:「選び直せない過去や傷跡にも、きっと意味があった」
私はこれまで、『Kanon』や『AIR』『クラナド』などで知られるKey作品から、数え切れないほどの感動を受け取ってきました。
今回の楽曲は、そんなKey作品に共通する「日常に潜む静かな奇跡」や「人との出逢いが人生を変える」というエッセンスにインスパイアを受けつつ、ゼロから紡ぎ出したオリジナルの物語です。
凍てつくような冬(過去の傷跡)の中を歩いていた主人公が、ひとつの温かい「君の優しい光」に出逢い、明日を春に変えていく。
そんな心の移り変わりを、音と英語の詞で表現してみました。
🎶 Suno AIに心地よく英語を歌ってもらう「3つのコツ」
日本語と英語では、リズムの取り方が全く異なると言われています。
1️⃣ 英語のリズムは「歩数」ではなく「コンボ攻撃」
日本語の歌は「ド・ン・グ・リ・コ」のように、1文字=1歩で進む平地歩き(シラブルタイミング)です。
しかし、英語の歌は強弱をつける「ストレスタイミング」というリズムを持っていると言われています。
🔹素早い小攻撃: in, the, a などの「装飾品」。ビートの間に詰め込まれます。
💡 ワンポイント
全体の「文字数」をキッチリ揃えるよりも、「強く読みたい重要単語の数」が行ごとに揃っているかを意識すると、AIがリズミカルに歌ってくれると言われています。
2️⃣ 情景描写は「指示書」へ、歌詞は「タグ」で導く
作詞をしていると、つい「ここは静かに」「ここは懐かしい雰囲気で」といった情景描写(メタ説明文)を歌詞欄に書きたくなると思います。
でも、Suno AIは歌詞欄に書かれた文章を「すべてボーカルが歌うセリフ」として認識してしまうので、突然「A gentle emotional song...♪」と歌い出してしまうことがあります。
Suno AIを使い始めた当初は、そんなことはまったく知らず、情景描写(メタ説明文)を歌詞欄に書いた状態で作曲していました💦
そんな失敗作?(メロディは個人的に気に入っています)が、以下の「Tender」という英語楽曲です。
(人生を変える出会いがテーマの、優しくて感動的な歌)
A person with a painful past finds hope and pleasure through the kindness of others.
(辛い過去を背負った人が、人の優しさに触れて希望や喜びを見出す)
こういった情景描写(メタ説明文)を普通に歌詞欄に書いてしまったので、Suno AIがきれいに歌ってくれています💦
💡 ワンポイント
情景や曲調の指示は「Style of Music」欄に入力し、歌詞欄には純粋な歌詞だけを残しましょう。
曲の展開はメタタグを使うと、Suno AIが理解してくれます。
gentle emotional pop, acoustic, healing, warm, hopeful, nostalgic, heartwarming
[Verse 1] (Aメロ:静かに始まる)
[Chorus] (サビ:感情を込めて盛り上がる)
[Bridge] (クライマックス前の熱い展開!)
3️⃣ 「韻を踏む(ライミング)」でコンボボーナス発生
英語の歌において重要なポイントは、行末の母音を揃える「韻を踏む」ことだと言われています。
これを意識するだけで、AIがコンボボーナスを決めたかのように、自然で美しいリズムで歌い上げてくれます。
In a quiet world without a name.(エイムの音)
Your gentle voice called out to me.(イーの音)
In the light we finally find.(韻が踏めていない)
A future shining through the years.(韻が踏めていない)
In a quiet world without a name, (エイムの音)
Your gentle voice called out to me. (イーの音)
Through the guiding light we finally claim, (nameと韻を踏む)
A brighter future I can see. (meと韻を踏む)
▼今回制作した楽曲はこちら
🎧 最後に
過去の傷を抱え、暗闇の中で迷っていた心を救ってくれたのは、名もなき優しさでした。
人との繋がりがもたらす癒しと、明日を前向きに生きるための希望を、メロディと英語の歌詞に乗せています。
"Every wish we hold tonight. / Turns tomorrow into spring." (今夜抱くすべての願いが、明日を春に変えていく)
今、少しだけ立ち止まって休みたい人の心に寄り添える楽曲になれば幸いです。
Suno AIに出会えたことで、頭の中にあった「届けたい想い」を、音楽という形で世界中の人に発信できるようになりました。
この記事が、AI作曲に興味がある方の参考になれば幸いです🙌
Suno AIを活用した音楽制作のノウハウをまとめた初心者向けシリーズです。
【こんな記事をまとめています】
🎹 基礎的なプロンプトの書き方とコツ
🎹 「Extend機能」などを使った自然な楽曲展開の作り方
🎹 インスパイア楽曲の制作裏側(試行錯誤の記録)
音楽の専門知識がなくても大丈夫です。 プログラムと対話するようにAIへ指示を出し、あなただけのメロディを奏でるヒントをお届けします。