
🟢 はじめに
🎵 楽曲のインスピレーション
この記事では、オリジナル楽曲「Sticky Notes / 付箋のない私」の作詞プロセスやSuno AIでのプロンプトのコツを解説します。
「うまくやらなきゃ」というプレッシャーから、自分の心に無数に貼ってしまった”偽りの付箋”を剥がしていくプロセスを描きました。
とある物語と、自身の体験談を織り交ぜて生まれた楽曲の裏側をぜひご覧ください。
皆さんは、自分の人生観を変えるような、あるいは過去の傷を優しく抱きしめてくれるような「物語」に出会ったことはありますか?
私にとってそれは、とある夏の物語でした。
中でも、周囲の期待に応えようと無理をしてしまうある少女の姿は、私が人生で直面してきた悩みと重なる部分が多く、その結末には涙が止まらず、強烈なカタルシスとともに「自分の人生そのものを励ましてもらった」ような感動を覚えました。
その思いを形にするため、自身の体験と重ね合わせてSuno AIで作曲したオリジナル楽曲が『Sticky Notes / 付箋のない私』という曲です🎧
「AI作曲って難しそう…」と思うかもしれませんが、コツを掴めば、誰でも自分の心の中にある感情を音楽にすることができます。
Suno AI初心者の方に向けて、私がこの曲を作る時に工夫した「コンセプトの作り方」や「プロンプト(AIへの指示)のコツ」をお話したいと思います。
AI作曲に興味がある方の参考になれば幸いです🙌
🧩 曲のコンセプト(設計図)を作ろう
いきなりAIに作曲をお願いする前に、まずは「どんな曲にしたいか」という設計図を作ります。
今回の楽曲テーマは、サマポケの物語にも通じる「価値の再定義」です。
👉 「頑張ったね」ではなく「頑張らなくても価値がある」という無償の愛
👉 期待に応えようと自分に貼り付けた「付箋(Sticky Notes)」からの解放
「完全じゃないまま進む」というテーマを表現するために、前半は青やグレーのような「抑圧された苦しさ」を、後半はオレンジの光が差し込むような「救いと解放」をイメージしながら作詞しました。
🟨 歌詞の工夫:あえて「ひらがな」を使う
コンセプトが決まったら、歌詞を書きます。
ここで初心者の方におすすめの、ちょっとした小ワザがあります。
Suno AIは「ひらがな」の方が、私たちがイメージする通りの自然な日本語の発音やアクセントで歌ってくれやすいと言われています。
※現在はSuno AIも進化して、漢字でも綺麗に歌ってくれますが、使い始めたばかりの頃は試してみるといいかもしれません💡
今回は、こんな風に歌詞を作りました。
ちいさなノート きいろのふせん
あいされたくて かきのこす
だれかのこえで すごすひび
それがわたしだと しんじてた
「うそのわたし(u-o-no-wa-ta-shi)」のように、母音が整っているとAIが歌いやすいらしく、このように言葉選びを意識すると、メロディに乗った時にとても心地よく響きます。
🟨 思い通りの曲を作るプロンプト
歌詞ができたら、いよいよSuno AIに「こんな曲にして!」と指示(プロンプト)を出します。
プロンプトは、映画監督が役者さんに演技指導をするようなものです。
「悲しく歌って」「ここで盛り上げて!」と英語で伝えていきます。
私が今回の楽曲で使ったプロンプトはこちらです。
「夏」「出会い」「救い」をイメージしてプロンプトを組んでみました。
💡 初心者に役立つ!プロンプトの3つのコツ
① 同じプロンプトでも最低3回は回す
Suno AIは毎回違うメロディを作ります。
「これだ!」という曲に出会うまで、同じ指示でも何度か生成(ガチャを回す)してみるのがおすすめです。
② “ちょい変え”で曲が化ける
例えば、ボーカルの指示を「fragile(壊れそうな)」から「emotional(感情的な)」に変えたり、「cinematic(映画のような)」を「dramatic(劇的な)」に一言変えるだけで、曲の雰囲気がガラッと変わります。
③ ボーカルの「演技指導」をする
曲の展開に合わせて、どんな風に歌って欲しいか指定します。
「soft(優しく)」→「whisper(囁くように)」→「expressive(感情豊かに)」と変えていくと、よりエモーショナルな楽曲になります。
🟨 ラスサビを爆発させる[Break]のテクニック
最後に、曲の構成で使えるテクニックを紹介します。
今回の楽曲では、最後のサビ(ラスサビ)の直前に、歌詞の中に [Break] というタグを挿入しました。
これを入れると、曲が一瞬スッと静かになり、その後のラスサビが感動的に際立ちます。
はがれおちてく わたしのふせん
かぜにまいあがり そらにきえていく
むかしのわたしに さようなら
いままでずっと ありがとう
[Break] 👈 ここで一瞬、静寂を作る
[Final Chorus]
いつかわたしが かなしみも
なみだもぜんぶ うけとめて…
付箋が風に舞い上がり、空へ消えていく解放感を、こんな風に表現してみました🕊️
▼今回制作した楽曲はこちら👇
✍️ おわりに
大好きな物語から受け取った「証明しなくても、ここにいていい」という優しいメッセージ。
それを私自身の体験と重ね合わせ、『Sticky Notes』という一つのオリジナル楽曲に昇華できたことは、私にとって「感動をカタチにできた」貴重な体験になりました。
Suno AIを使えば、あなたの心の中にある大切な思い出や感情を、自分だけの音楽として形にすることができます。
完璧じゃなくても大丈夫です。
まずはあなたの「好き」や「感動」を、Suno AIに伝えてみてください。
この記事が、皆さんの新しい創作活動のきっかけになれば幸いです🙌
Suno AIを活用した音楽制作のノウハウをまとめた初心者向けシリーズです。
【こんな記事をまとめています】
🎹 基礎的なプロンプトの書き方とコツ
🎹 「Extend機能」などを使った自然な楽曲展開の作り方
🎹 インスパイア楽曲の制作裏側(試行錯誤の記録)
音楽の専門知識がなくても大丈夫です。 プログラムと対話するようにAIへ指示を出し、あなただけのメロディを奏でるヒントをお届けします。