
🟢 はじめに
前回の記事では、
について解説しました。
📝前回の記事はこちら👇
いよいよ今回から、まっさらな画面に音を並べて「初めての作曲」に挑戦していきます。
Cubaseには、
🔹次に鳴らすべき音をナビゲートしてくれる「コードアシスタント」
が備わっています。
この記事では、ナビゲーター機能をフル活用して、音楽知識ゼロの状態から、
ノベルゲーム(Key作品)のクライマックスで流れるような、
を作るまでの手順を分かりやすく解説したいと思います。
🎹 スタジオに楽器を置こう
まずは、画面の一番下の方に並んでいる文字のメニューから「コードパッド」というタブをクリックしてみてください。
画面の下半分に、四角いブロック(パッド)がたくさん並んだ画面になります。
これが、楽器が弾けなくてもクリックするだけで綺麗なコードを鳴らせるボタンです。
しかし、このボタンを押しても、まだ音は鳴りません。
パッドのすぐ下に
という注意書きが出ています。

今の状況を例えるなら、
です。
さっそく、以下の手順でスタジオに楽器(音源)をセッティングしてみましょう。
🎺 スタジオに楽器(トラック)を置く3ステップ
1️⃣ 空き地で右クリック
画面の左側、「1、3、5…」という数字が並んでいる場所の少し左(何も置かれていない黒いスペース)で、右クリックをします。
2️⃣ 楽器を呼び出す
出てきたメニューの中から、
を選びます。
※DAWの世界では、楽器のことを「インストゥルメント」と呼びます。
3️⃣「HALion Sonic」を選ぶ
小さな画面がポップアップします。
「インストゥルメント」の項目をクリックして、リストの中から万能楽器の「HALion Sonic」を選びます。
そして、一番下の「トラックを追加」ボタンを押します。
これで、画面に「HALion Sonic」というキーボードのトラック(楽器)が配置されました。
🎹 楽器に「音色」をセットしよう
「よし、これで音が鳴るぞ!」……と思いきや、ここにもう一つトラップが潜んでいます。
HALion Sonicの画面の左側(1〜16の番号)をよく見ると、全部空っぽですよね。

今は
です。
以下の手順で、このキーボードに「ピアノの音」をセットしてみましょう。
1️⃣ 検索条件を一旦リセットする🧹
右側の検索条件が「Piano ✖ E. Grand ✖ Acoustic ✖」のように複数選ばれていると、「アコースティックで、かつエレクトリックなピアノを探して!」という矛盾したお願いになってしまい、楽器が表示されません。

まずは横の「バツ(⨂)」ボタンを押して、条件をまっさらにします。
2️⃣「Piano」のジャンルを選ぶ👆
「Category」の下に並ぶ四角いボタンの中から、「Piano」を1回だけクリックします。
3️⃣ 好きな音をダブルクリック🖱️
下のリストに「Acoustic Grand Piano」などの名前がズラッと出てきます。
どれでも良いので好きなものをダブルクリックして、左側の「1」の枠にセットします。

設定が完了したら、もう一度画面下の「コードパッド」をクリックしてみてください。
今度こそ、ピアノの音が鳴り響くはずです🎶
⌨️ コードアシスタントを使ってみよう
ピアノの音が鳴るようになったら、いよいよ作曲のスタートです。
……と言いたいところですが、今のコードパッドをよく見ると、
「Fmin」
といった「min(マイナー)」や「b(フラット)」がたくさん並んでいます。

最初はマイナーの仲間が多く並んでいるため、音が少し暗い雰囲気に聞こえると思います。
マイナー(Minor)コード: 暗くて、悲しげで、切ない響き
まずはこれを、分かりやすい「明るいセット」に変えてみます。
☀️ コードパッドを「明るい音」に変える3ステップ
1️⃣ スケール(音の基準)のメニューを探す
コードパッドのすぐ上にある、「Eb」や「C」などのアルファベットが書かれた小さな枠をクリックします。
2️⃣ 「C」と「メジャー(Major)」を選ぶ
基準の音(ルートノート)を「C」にし、種類を「Major(メジャー)」に選び直します。

すると、パッドの文字が「C」に切り替わります。
🤖「コードアシスタント」を呼び出そう
Key作品のような「泣けるエモーショナルな音楽」は、
と言われています。
が、あの感動の正体だと言われています。
これを作れるのが「コードアシスタント」です。
画面右下の「コードエディター」の横にある、右向きの小さな矢印「▶︎」をクリックして、アシスタント画面を開きます。
アシスタント画面のメニューから「リスト」(または「五度圏」)を選びます。

左上の「C」のパッドを1回クリックしてみてください。
すると、右側のアシスタント画面に
という候補が色付きで表示されます。

黄色やオレンジに近いコード: 少し意外性のある、切なくてエモーショナルな響き🌧️
🎵 Key作品風の王道コード進行
使い方が分かったところで、アシスタント画面から目当てのコードを探して、左側のパッドにドラッグ&ドロップして、以下の4つを順番に並べてみてください。
G (少し前に進むような音)
E7 (切ない音)
Amin (悲しげに落ち着く音)
4つのコードが並んだら、左から順番にクリックして鳴らしてみてください。
3つ目の「E7」を鳴らした瞬間、一気に景色が夕暮れに変わるような、あの独特な「切なさ」と「エモさ」が溢れ出してきませんか!?
これが、日本のポップスやアニメソングで最もよく使われる「王道コード進行」と言われています。
🎻 ストリングスへの持ち替えと自動再生
ピアノの音色での「王道コード進行」、いかがでしたか?
これだけでも十分素敵ですが、実はKey作品のエモさは、
が波のように押し寄せてくる音色があってこそです。
さっそく、先ほどの「楽器持ち替えテクニック」を使って、キーボードの音色をストリングスに変えてみましょう。
🎶 楽器を「ストリングス」に持ち替える3ステップ
もし先ほどの楽器画面を閉じてしまっていたら、画面の左側にある小さな「e」という文字の隣にあるボタンを押して、HALion Sonicの画面を再び呼び出してください。

1️⃣ 検索条件をリセットする🧹
先ほどと同じように、画面右側にある Piano ✖ などの横の「バツ(⨂)」ボタンを押して、一度条件をまっさらにします。
2️⃣「Strings(ストリングス)」を選ぶ🎻
今度は、四角いボタンの中から「Strings」を探してクリックします。
3️⃣ リストから壮大な音を選ぶ🖱️
下のリストに弦楽器がたくさん出てきます。

「Slow Strings」や「Movie Strings」といった名前のものをダブルクリックして、枠にセットしてみてください。
🎬 もう一度「王道進行」を鳴らしてみよう
ストリングスがセットできたら、左から順番に
とクリックしてみてください。
3つ目の「E7」を押した瞬間の切なさと、最後の「Amin」で静かに着地するノスタルジックな風景……
というこの響きこそ、Key作品の根底に流れるストーリー展開だと言われています。
🧩 プロジェクトウィンドウに並べて「自動再生」させよう
この感動的な4つのコードを、今度はパソコンに自動で演奏してもらいましょう。
画面の右上半分に広がる、黒くて縦線が引いてある広いスペースが「プロジェクトウィンドウ」です。
一番上のフチ(定規のような部分)に
と数字が並んでいますが、これが時間の流れ(小節番号)を表しています。
画面下のコードパッドにある「Fmaj7」を、ドラッグ&ドロップで上の数字の「1」のすぐ下の黒い空間(HALion Sonic 01の行)まで引っ張っていきます。
G ➔ 「1」と「3」の間のマス(2の場所)へ
E7 ➔ 「3」のマスへ
Amin ➔ 「3」と「5」の間のマス(4の場所)へ

4つのパズルが並んだら、画面下部の「▶︎(再生ボタン)」を押してみてください。
「ストリングス伴奏」が自動で演奏されます。
💾 最後に:大切な「セーブ」を忘れずに
せっかく作った初めてのコード進行、もしパソコンがフリーズして消えてしまったら大変です。
最後にしっかりと保存しておきましょう。
画面左上のメニューから「ファイル」➔「名前を付けて保存」をクリックし、「初めてのKey風コード進行」など好きな名前をつけて保存します。
✍️まとめ
初めてのCubaseでの作曲体験、本当にお疲れ様でした☕
「楽器が弾けない」
という不安を抱えていた方も、この「コードアシスタント」の機能を使えばプロ並みの美しい伴奏が作れることを実感していただけたのではないでしょうか?
次回は、
について解説したいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました🙇♂️